中古の分譲マンションをリフォームするメリットとデメリットとは?
結婚してちょうど3年目を迎えたところで、そろそろ子供も欲しいし、子どもが生まれたら今住んでいる1LDKの賃貸マンションでは狭いので、お互いの職場の近くに最終的に子供が2人できてもいいように3LDKのマンションを購入しようかという話になり、物件探しを始めたところです。
しかし、職場の近くとなると都内ということもあって新築だとかなりの値段がするし、3LDKの物件ともなると数があまりないことが分かり、自分たちでは手に負えなくなり不動産会社に相談してみました。
すると、さすがはプロフェショナルで私たちが知らなかったマンションの新築情報などを教えてもらえました。
さらに、最近では中古の分譲マンションを安く購入してリフォームする人も増えていることも教えてもらいました。中古マンションだと新築に比べて物件数も多いことも分かりました。
夫婦で話し合いをした結果、中古の分譲マンションを購入してリフォームすることに決めたわけですが、中古マンションをリフォームするメリットとデメリットについて教えてください。
それと、リフォームするマンション選びのポイントや注意点などがあれば、それも併せてご回答ください。
資産価値が下がりにくいこともメリットです
住む場所の選択肢が増えることも、中古マンションを購入するメリットの一つです。新築だとどうしても住む場所が限られてしまいますが、中古物件だと選べる物件が格段に多くなるため、駅チカ物件や人気エリアも選択肢に取り入れることができます。
資産価値が下がりにくい点も、中古マンションを購入するメリットです。新築でマンションを購入した場合、築5年を過ぎるとマンションの価値は急速に下落します。
しかし、その後は価値が下がりにくくなり、特に都内のマンションは需要が高いため、資産価値の下がりにくい住まいを手に入れられることになります。
中古マンションだと、あらかじめどのような人たちがそこに住んでいるか把握できることもメリットとして挙げられます。
新築の場合はこれからどのような人が入居するかの予測ができません。長く住む家であればあるほど、周りにどのような人が暮らしているかは大切です。
中古マンションをリフォームすると、自分たちの理想の間取りにできることも大きなメリットです。
新築の場合はどうしても間取りや仕様がある程度決まっていますが、中古だと自由にリフォームできるので、どのようにも仕上げることができます。特に人と違う部屋に住みたいという人にはリフォームがおすすめです。
ただし、マンションの場合は間取りなどを自由に変更できないことがあり、これをデメリットに感じる方も少なくないようです。
マンションの構造によっては、壁や柱などを撤去できなくて、広いリビングや寝室などをつくることができないようなケースも多いです。
築年数が古いマンションの場合は、耐震性に問題がある可能性が高くなります。
耐震基準が見直された1981年6月以前に建築確認を受けたマンションだと、今の耐震基準を満たしていない可能性が高いです。耐震性に不安があるなら、適切な耐震補強は行われているのかの確認が必要です。
中古マンションをリフォームするには、工事の規模によっても異なりますが、住みはじめるまでにかなりの時間を要することもある点もデメリットとして挙げられます。
住宅ローンではなくリフォームローンを利用する場合は、金利が高くなることもデメリットです。
古いマンションだと、セキュリティ面に問題がでるケースが多い点もデメリットといえます。特に都内では物騒な事件が多発しているので、最低でもオートロックは欲しいと考える方も多いと思います。
中古マンションを購入する場合は、耐震性などのことも考えて、築年数に注意する必要があります。古すぎるマンションは、見た目が良くても中身の老朽化が進んでいることもあるので、不安要素がある場合は専門家に診てもらうことをおすすめします。
古いマンションを購入する場合は、災害リスクへの配慮も忘れないようにしましょう。購入予定のマンションが被害を受けやすい場所ではないか、地盤の状態は良いかなど、事前にきちんと確認しておきましょう。
中古マンションを購入する際には、共有部分の管理状態も大事なチェックポイントです。古くても適切なメンテナンスがなされているマンションは、共有部分の管理やメンテナンスもしっかりなされていることが多いです。
自分たちが住む部屋の内部だけでなく、建物全体の様子を確認して、慎重に物件選びをしてください。